あなたが寝てる間に

 駆け足で走り去って行く日々を私たちは見えないふりして、

通り過ぎた気持ちやどうしようもない感情、手放してしまった心があったと思います。

 人が自分に立ち返る時間はみんなが寝静まった後だと考えます。

その日にあったこと、未来のこと、過去のこと、静かな時間に身を置くとあらゆることが頭を巡り、そしてときには決断をしていきます。

ある人は自分自身のこれからを見つめ直し、

ある人は理想と現実のズレに悩み、

ある人は家族や親友また恋人との心地良い距離間を探します。

 

 まだ見えない明日に「おはよう」と言うための儀式のように。

小さな部屋で、ほんの少しのやるせなさと生きづらさをそっと抱えながら、

穏やかな日向を待ち望む。

​そしていつかあなたの足元を照らしてくれますように。