top of page

あなたが寝てる間に




1/24
駆け足で走り去って行く日々を私たちは見えないふりして、
通り過ぎた気持ちやどうしようもない感情、手放してしまった心があったと思います。
人が自分に立ち返る時間はみんなが寝静まった後だと考えます。
その日にあったこと、未来のこと、過去のこと、静かな時間に身を置くとあらゆることが頭を巡り、そしてときには決断をしていきます。
ある人は自分自身のこれからを見つめ直し、
ある人は理想と現実のズレに悩み、
ある人は家族や親友また恋人との心地良い距離間を探します。
まだ見えない明日に「おはよう」と言うための儀式のように。
小さな部屋で、ほんの少しのやるせなさと生きづらさをそっと抱えながら、
穏やかな日向を待ち望む。
そしていつかあなたの足元を照らしてくれますように。
bottom of page