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小説 星を見つめる人

霧の島
灯台と回光通信機
空を飛ぶ夢
珈琲と煙草
サリー
美しい御結び
彼方への旅
さざなみ
星に願いを

星が見えなくなった世界で暮らす人々の過去のお話。
九つのお話がオムニバス形式でゆるやかに繋がっている短編小説集です。

新型コロナのいろいろで私達は確実に何かを失ったように思います。
よくSNSで「早くコロナが終息しますように」と

アマビエの絵と共に願いを送る人達をたくさん見かけました。
でも現実は何も変わらなかったし、神様もいなかった。
結局自分の事しか考えない政治家の人達の発言。
この世界には願える星がなくなってしまったんだろうなと思ったのが書き始めたきっかけでした。
星の光を見つめることは過去の光を見つめることで、それは自分自身の過去を見つめる行為にも繋がり、そして現在、未来を見つめていくことにもなると思います。

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